ばね指の意外な事実!!
ばね指とは?
ばね指とは、腱鞘炎から始まる指の引っ掛かり現象で、人により差はありますが、指を動かすと痛みを伴います。(適用症状 腱鞘炎・ばね指)
ばね指を発症している人は意外に多くいらっしゃいます。
ですが、治療せずにそのままにしている人も多くいらっしゃいます。
なぜ、治療しないのでしょう。
一つは、そのままでも生活に支障がない程度の場合。
もう一つは、手術以外の治療方法がよく分からないということが挙げられると思います。
整形外科的ばね指の治療法
では、整形外科ではどのように治療するのでしょう。
ばね指は指の使い過ぎで起こるといわれています。
繰り返し指の曲げ伸ばしを行うことで、腱の通り道で炎症を起こし、腫れて通りが悪くなります。
その為、整形外科では引っ掛かりがある場所に直接注射をするか、腱の通り道を広げる手術をします。
なんとも痛そうな話です。
人体の構造上、手は何かを触ったり、その触った物の情報を読み取る為にかなり敏感に出来ていますから、僕なら出来れば手の平に注射はしたくありません。
鍼灸的ばね指の治療法
では鍼灸ではどう考えるか?
ばね指は指が原因というのが一般的な考え方ですが、鍼灸では痛みが出ているところが原因とは限らないと考えています。
指は手、前腕、上腕、肩、背部とつながっています。
指だけを見ず、体全体を見ると、症状が出ている側の背骨や肩甲骨周囲に強い反応が出ていることが分かります。
その反応に鍼治療をすることで、指の動きに変化が出ます。
軽度の症状であれば、その場で引っ掛かりが取れることもあります。
いまいち胡散臭いですか?
確かに、これだけだと少し胡散臭いかもしれませんね。
もう少し細かい説明をします。
関節は様々な筋肉がタイミングよく収縮することで動いています。
一つの筋肉だと単純な動きしかできず、ロボットのようなぎこちなさになってしまいます。滑らかに動くためには筋肉の連動性が重要なのです。
指を動かす前の、指を動かそうと意識した瞬間から、筋肉の連動は始まっています。
例えば、背中で緊張が強い所があるとします。
すると、背中から指への連動性が悪くなります。
シャツの一か所をつまんだまま腕を動かしてみてください。
材質にもよりますが、腕の動きずらさを感じると思います。
その状態で一か月生活したら、どこかに影響してきそうな気がしませんか?
同じ現象で、背部・肩甲骨の硬さが指に影響する、少しご理解いただけましたか?
原因になっている突っ張りをとることが出来れば、指の動きは改善されるとご理解ください。
ばね指の治療でも指に刺すことはありません。
先ほどもお話ししたように、ばね指の原因は背中や肩甲骨にあると考えられるため、直接指に鍼をすることはありません。そんなことしたら痛いですしね。
鍼灸治療では、敏感な手の平を刺激することなく、原因となっているポイントにのみ施術を行い、ばね指の改善ができるということです。
鍼灸治療ならどこでもばね指の治療ができるのか?
どの症状もそうですが、鍼灸治療といっても、やり方は様々なので、得意不得意はあります。
当院で行っている治療法は、関節の痛みも得意としていますので、ばね指、腱鞘炎の治療も得意としています。
ぜひ一度ご相談ください!!
札幌市白石区のととのえ鍼灸院、院長の山本です。
鍼治療を探求し、患者様から「ここに来てよかった」と言って頂く瞬間のために情熱を注いでいます。
趣味は身体を動かす事、映画鑑賞、ドライブ、かわいいかわいい娘と遊ぶこと。