整骨院と接骨院と整体院は何が違うの?
北郷通りはり灸整骨院の山本です!!
当院は札幌市白石区北郷に開業していますが、周囲には整骨院、接骨院、鍼灸院、整体院など様々な店舗があります。
鍼灸院は文字通り鍼灸をするところですよね。
ここで質問です。
ではこの整骨院と接骨院と整体院の違い、ご存知ですか?
接骨院と整骨院の違い
まず、整骨院と接骨院ですが、これは言い方が違うだけで、同じものです。
全く一緒です!
言ってみれば、床屋と理容室の違いみたいなことです。
ただし、正式には接骨院が正しい名称です。
という当院も整骨院ですが。。。笑
接骨院(整骨院)と整体院の違い
間違われやすいのが『整体院』です。
接骨院(整骨院)と整体院の違いは、臨床に出るまでに学ぶ年数と、資格の種類の違い、健康保険や労働災害保険、自賠責保険取り扱いの有無です。
接骨院(整骨院)の場合
まず、接骨院(整骨院)で働くためには柔道整復師という資格が必要です。
3年間専門学校か大学に通い、卒業すると柔道整復師の資格を取得するための、国家試験にチャレンジできる受験資格が手に入ります。
そして、国家試験に合格すると柔道整復師となるわけです。
ちなみに、平成29年3月5日(日)に実施された第25回柔道整復師国家試験は受験者総数は6,727名、合格者数は4,274名、合格率は63.5%だったそうです。
次に接骨院(整骨院)で保険治療をする場合ですが、これはケガをした場合に限られています。
骨折、不全骨折、脱臼、捻挫、打撲、挫傷の急性期に対して保険が適応になります。
そして、病院などと違い、保険の使い方は「受領委任払い」という、ちょっとややこしい使い方になります。
簡単に言うと、『患者さん自身で健康保険側と手続きするものを、接骨院(整骨院)に代わりにやってもらう』という方法です。
その為、月に一度、委任した証拠としてサインを頂くことになっています。
患者さんからすれば、サインと健康保険の割合分の金額を支払うだけなので、病院の保険の使い方とあまり違いを感じることはないと思います。
整体院とは?
整体院は整体師の先生が施術にあたります。
整体師は民間資格なので、法律上は資格がなくても整体師を名乗ることはできます。
整体師の学校で1年から2年間学び、知識と技術を取得される先生がいる一方で、通信教育や短期間で習得した技術で施術している先生もいる為、技術に差が出やすくなってしまっているのも事実です。
もちろん、高い知識と技術で活躍している整体師の先生も大勢いらっしゃいます。
治療を受ける側に求められるもの
もちろん、治療技術や効果は、資格だけで決められるものではなく、日々努力している先生は、受ける側が求めるものを提供できる技量がある確率が高いです。
逆に効果がなければ、お金と時間を無駄にしてしまうことになります。
そうならない為には治療を受ける側がしっかり判断することが求められます。
今や、接骨院(整骨院)、鍼灸院、整体院、リラクゼーション系店舗、は地域によってはコンビニを上回る数があります。
知り合いの評判や、ネットの情報、店構えや、長年続いている実績など、様々な情報から、自分にとっていい治療をしてくれる所を選び出さなければなりません。
選ぶ側が求めるものが治療なのか、メンテナンスなのか、リラクゼーションなのかで選ぶ店の種類も変わってきます。
それについては、また書きたいと思っています。
札幌市白石区のととのえ鍼灸院、院長の山本です。
鍼治療を探求し、患者様から「ここに来てよかった」と言って頂く瞬間のために情熱を注いでいます。
趣味は身体を動かす事、映画鑑賞、ドライブ、かわいいかわいい娘と遊ぶこと。