股関節の痛み
しゃがむと痛い、立ち上がると痛い、椅子だと大丈夫だけど床に座るのが痛い、歩行で痛い、寝返りで痛い、スポーツで痛むなど、股関節の痛みは日常生活で様々な支障をきたします。
股関節の痛みは大きく分けると、関節の問題と軟部組織の問題があります。
股関節の問題
股関節は大腿骨頭と寛骨臼とで構成されています。
大腿骨頭はボールのような丸い形をしているため、この股関節は多方向に動かせる自由度の高い関節です。
その関節に何らかの変形・変性が起きた状態が関節の問題です。
病名としては変形性股関節症、寛骨臼形成不全、関節リウマチ、大腿骨骨頭壊死症などがあげられます。
軟部組織の問題
軟部組織とは筋肉や靭帯など、股関節を取り巻く骨ではない組織の事をいい、それらが硬くなったり傷ついたりすることで痛みを起こします。
スポーツで頻繁に負担がかかった場合や、デスクワークや立ち仕事など長時間同じ姿勢でいることが多い場合に起こりやすい傾向があります。
また、ここには坐骨神経という神経(絵の黄色い部分)が通っているため、長時間の運転や、会議などで長い間座っていたりすると、周囲の筋肉が緊張し神経を圧迫してお尻や下肢に痛みでることもあります。これを坐骨神経痛といいます。
この坐骨神経痛についても周囲の筋肉を緩める事で改善することが出来ます。
股関節の治療
関節の問題も軟部組織の問題も大切なことは股関節がスムーズに動くことです。
関節の軸を整え、周囲の組織の硬さを調整することで、股関節への負担を減らし、痛みを改善させることが可能です。
当院では、股関節や股関節周囲の筋肉に効果のあるツボを使い、股関節がスムーズな動きを獲得できるよう治療いたします。
また、膝の動きや、脊柱の動きが悪くなることも股関節に負担をかける原因と考え、股関節以外の関節の動きも調整することで、股関節に負担がかからない動作を行えるように治療いたします。
股関節自体に治療をして思うような成果が出なかった症状もご相談ください。
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