部位から診た頭痛

「こめかみが痛い」、「目の奥が痛い」、「頭の後ろが痛い」など頭痛と一言で言っても様々な部位で起こります。

ですが、頭痛は痛い場所に原因があるとは限りません。

頭痛がある所だけにフォーカスしてしまうと、その他の体の反応を見逃してしまいます。

現代の医学では血管の炎症や、筋緊張、ストレスなど頭痛の原因として様々な事が考えられていますが、当院では特に全身の筋肉の緊張・バランスを重要視しています。

実際に関連する筋緊張を調整すると緊張型頭痛や片頭痛、群発頭痛など病名に関係なく、頭痛が改善しています。

こめかみが痛い

いわゆる片頭痛によくある痛みで、こめかみの右側または左側どちらか片方が痛くなることが多く、時に両側性に起こることもあります。

痛みは脈打つようなズキンズキンとした痛みで、頭を動かしたりすると悪化することから、思うように動けない為、仕事や家事が出来ず、生活にも支障をきたす場合があります。

関連する身体の緊張：顎の問題、首の側面のコリ、肩甲骨周りの緊張、手の緊張

後頭部に感じる頭痛は緊張型頭痛や、後頭神経痛といわれる頭痛で発生しやすい部位です。

緊張型頭痛は頭痛とともに首肩の凝り、何か乗っかっているよな不快感を感じる場合が多く、締め付けられるようなくるしさ・重たさがあります。

後頭神経痛では、後頭部がチリチリ痛み、その痛みは時に頭頂部や側頭部まで広がります。

関連する身体の緊張：うなじの緊張、肩甲骨の可動域の低下、腰の緊張、ふくらはぎの緊張

緊張型頭痛に多い頭痛です。精神的な緊張や、体調が悪いとき(風邪や疲労、生理中など)、に起こりやすく、鈍い痛みと重ぐるしさ、頭を締め付けられるような痛みが起こります。

関連する身体の緊張：肩甲骨周りの緊張、腰～臀部の緊張、精神的な緊張、疲労の回復

片頭痛や群発頭痛に多い頭痛の部位です。

群発頭痛では、目を鋭いもので突き刺されているような強い痛みと、涙や鼻水も伴います。

関連する身体の緊張：首から肩にかけての緊張、肩甲骨の可動域の低下、肘周りの緊張

緊張型頭痛に起こりやすい頭痛の部位で、頭痛とともに肩こりも感じている場合が多く、

血流を改善(運動、入浴など)することで緩和される場合があります。

※ただし複数の頭痛が合わさった混合型の場合は血流の増加が痛みを強くする場合がある為、慎重に行ってください。

関連する身体の緊張：首の緊張、肩の緊張、臀部の緊張

またどの頭痛にも言えることですが、首から肩、背中の緊張は頭痛を起こす大きな要因になります。

それらを日頃からケアをすることが頭痛のない生活を手に入れることにつながります。

慢性頭痛は完治できます。是非一度ご相談ください。

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